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MICIN、外科手術を受ける患者の周術期をケアするアプリ 「MedBridge（メドブリッジ）」全国ローンチを開始 ～第52回日本心臓血管外科学会学術総会に出展～

株式会社MICIN（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：原聖吾、以下MICIN）は、当社が昨年開発した外科手術を受ける患者向けの周術期ケアアプリ「MedBridge（メドブリッジ）」シリーズの１つ目として地域を限定し提供していた、心臓血管外科領域の周術期に対応する「MedBridge heart care」の全国での提供を開始いたします。
これに合わせて、「MedBridge」の専用ホームページ（https://medbridge-micin.com/）を開設いたしました。さらに、3月3日より横浜で開催される「第52回日本心臓血管外科学会学術総会」に出展し、本アプリの説明やデモ展示を行います。

◆MedBridgeの名前に込めた想い
医療とユーザーである患者との架け橋となりたいというコンセプトから、医療の「Medical」と、繋がる・伝わる・ハブとなる「Bridge」を想起し、「安心して治療へのぞみ、安心して日常に戻る」ための心強さや力強さを名前に込めました。

◆開発の背景とMedBridgeについて
外科手術領域では近年、患者の身体への負担がより少ない低侵襲化が進み、技術の進歩に伴い在院日数が短縮しています。これに伴い、患者は早期回復に向け、在宅環境で心身のセルフケアを行うことがますます重要になっています。術前からセルフケアを行い術後に備えて準備をすることや、退院後のより良い生活習慣を身につけることによって、術後の日常生活への復帰が早まることが知られており(*1)、周術期ケアに取り組むことは、術式の進歩と並行して大切な取組みであるとの考えのもと、本アプリの開発に至りました。

本アプリのシリーズの１つ目として、2021年7月から心臓血管外科領域の周術期に対応する「MedBridge heart care」を限定的な地域で医療機関に提供してきました。
また国立研究開発法人国立がん研究センター東病院と、大腸がん患者の術後の早期回復を目指し、周術期ケアアプリの開発に向け、共同研究を行っています。さらにアストラゼネカ株式会社とも肺がん領域においてMedBridgeを活用したソリューションの開発を共同で実施するパートナーシップ契約を締結しています。

◆「MedBridge heart care」について
「MedBridge heart care」は、心臓血管外科手術を受ける患者が手術後に日常生活へ早期復帰することを支援する周術期ケアアプリで、患者側モバイルアプリ及び医療機関側ウェブシステムにより構成されています。
患者はアプリを使用することで、情報コンテンツにより、周術期における必要な情報を入院前から自身のペースに合わせて理解することができ、在宅環境下でPHR(*2)を記録するなど、体調管理の習慣を身に着けることができます。このPHRを活用することで、退院後の診察時に回復の経過を医師へ伝えやすくなります。創部の写真を撮影し共有することもでき、また、人工補助心臓などの装着・埋め込みデバイスの動作状況を記録することで、医療機関に状態を共有しやすくなります。さらに自身の状態を家族と共有することもできるため、周囲の方も安心して見守ることができ、患者の安心感にも繋がります。

医療機関においては、アプリと連携したシステムを通じて患者の在宅時の状態を把握することができ、それをもとに診察できます。人工補助心臓患者に対しても、モニタリングが必要な項目を問診を通じて確認でき、創部やドライブラインなどの状況を写真で必要な時に確認することが可能となります。

このようにアプリが支援することにより、一連の医療に対する患者の理解を促進し、診療時間を効率的に活用することも可能となります。「MedBridge heart care」は、より質の高い在宅環境での心臓血管外科手術の周術期ケアを実現することをめざします。

　　
＜第52回日本心臓血管外科学会学術総会　出展概要＞
学会名称 ： 第52回日本心臓血管外科学会学術総会
会期 ： 2022年3月3日（木）～3月5日（土）
会場 ： パシフィコ横浜ノース（神奈川県横浜市）
ブース ： 4番ブース
展示内容 ： MedBridge heart care 患者側モバイルアプリおよび医療機関側ウェブシステム
MedBridge heart careユースケースの展示・アンケート


◆MedBridgeに関する問い合わせ先
株式会社MICIN（マイシン）
E-mail: medbridge@micin.jp