NEWS 最新情報
-
2021.11.18デジタルセラピューティクス事業
MICINとアストラゼネカ、肺がん領域における、周術期ケアアプリMedBridgeを活用したソリューション開発を共同で実施するためのパートナーシップ契約を締結
株式会社MICIN(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:原聖吾、以下 MICIN)と、アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ステファン・ヴォックスストラム、以下アストラゼネカ)は、 肺がん領域において、MICINが展開する周術期ケアアプリMedBridgeを活用したソリューションの開発を共同で実施するためにパートナーシップ契約を締結いたしました。
肺がんは、日本人のがん罹患数が第3位のがん種で、がん死亡数においても男女合計で1位となっています*1。その一方で手術や術後補助化学療法(術後に再発予防のために抗がん剤治療を継続すること) により生存率は伸びてきています*2。しかし、患者が治療選択の意思決定をする際や、実際に治療を受ける際にはさまざまな不安を感じており*3、納得した治療法の選択や治療の継続が困難になることもあります。そのため、診断時から患者さんの治療生活に寄り添い、退院後や術後補助化学療法中も安心して過ごせるような支援が求められています。
この支援のため、今回のパートナーシップ契約を通じ、まずは、肺がんの患者さんが治療を継続しやすくなるための素地作りとして、体験談を提供することで手術前から治療生活をイメージしやすくし、呼吸リハビリを実施いただき、その状況を記録することで心身状態を整えやすくするといった機能開発と検証を行い、エビデンスを構築していきます。最終的にはMICINが開発している周術期ケアアプリ「MedBridge (メドブリッジ)」を活用して、肺がん患者向けの周術期ケアに貢献できるソリューションの開発を、共同で進めて参ります。
*1:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html/
*2:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/12_lung.html
*3:アストラゼネカによる根治手術を受けた肺がん患者の術前・術後の心理状態と術後補助化学療法実施に影響を与える因子を調査したオンラインアンケート結果
https://www.astrazeneca.co.jp/media/press-releases1/2021/2021051103.html
【アストラゼネカ株式会社 概要】
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、希少疾患、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオ・医薬品において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国 以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、および呼吸器・免疫を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社については https://www.astrazeneca.co.jp/ をご覧ください。