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  • 2023.4.24デジタルセラピューティクス事業

    MICINと武田薬品、国立がん研究センターと、がん患者のQOL向上とより良い治療アウトカムを目指し、治療生活を支援するアプリ開発に向けた共同研究契約を締結

    株式会社MICIN(本社:東京都千代田区、以下「MICIN」と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、国立研究開発法人国立がん研究センター(以下「国立がん研究センター」)と、婦人科がんおよび乳がんの患者さんを対象にしたアプリケーション(以下「本アプリ」)を用いた探索臨床研究についての共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。

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    MICINと武田薬品は、本アプリを共同で開発・運用しています。本アプリには、患者自身が日常の健康状態データを記録し、医療機関と共有できる機能や、患者に疾患や治療に関する情報を提供する機能が搭載されており、本探索臨床研究においてその実現可能性を評価します。今回、MICINと武田薬品は、本探索臨床研究の企画立案、実施運営および解析を実施します。また、国立がん研究センター東病院及び先端医療開発センターでは、本研究における臨床的観点からの助言と研究を実施します。

    日本において、がんは死亡原因の第一位を占めており、なかでも卵巣がん等の婦人科がんと乳がんは女性において高い割合を占めています。また、これらのがんは薬物治療期間中に定期外来で診察が行われることが多く、在宅での体調管理および在宅時の体調・症状の変化を適切に医療者へ伝達することが重要になります。

    MICINの代表取締役CEOの原聖吾は、「本アプリによって、がん患者さんがご自身の状態をいつでも把握でき、適切なタイミングで適切な対処行動をとれることで、薬物療法中においても日常生活が送りやすくなることを実現できることを願っています」と述べています。

    武田薬品の日本オンコロジー事業部長の内田智は、「本研究を通じて、がん患者さんの治療中の変化の予兆に気づき早期対処を可能にすること、ひいては副作用の重篤化を防ぎながら安全に薬物療法を継続することを可能にし、QOL向上とより良い治療アウトカムにつながることを期待しています」と述べています。

    なお、MICINと武田薬品は、今後も本アプリの共同開発を進め、将来的に医療機器承認取得を目指しております。

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