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2020.5.11オンライン医療事業
MICINとメディカルノート、病院へのオンライン診療導入支援、医療メディアでの患者向け情報提供を開始
株式会社MICIN(マイシン、代表取締役:原聖吾、本社:東京都千代田区、以下MICIN)と、株式会社メディカルノート(代表取締役CEO梅田裕真、代表取締役 井上祥、本社:東京都港区、以下メディカルノート)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下でニーズが拡大しているオンライン診療について、医療機関に対してはオンライン診療サービス「クロン(curon)」(以下、クロン)の導入支援を、患者に対しては「メディカルノート」上でのオンライン診療実施医療機関情報の提供を2社で開始致します。
【対・医療機関への協業】
3,000施設を超す医療機関へ既に導入が進んでいるクロンは、これまでは病床を持たないクリニックへの導入が中心でした。しかしながら、COVID-19の流行下では病院によるニーズも高まっております。MICIN単独での導入支援に加え、病院業務全体のコンサルティング実績が豊富なメディカルノートとオンライン診療の導入支援に長けたMICINの2社が協業することで、院内システム・業務運営等を踏まえた導入支援を迅速に実施、オンライン診療を開始できるようサポート致します。
【対・患者への協業】
月間2,000万人が利用する日本最大級のデジタルヘルスケアプラットフォームであるメディカルノートの医療機関検索機能から、患者がオンライン診療を受診できる医療機関を見つけることが5月末より可能となります。まずは初診からオンライン診療を提供する医療機関を中心に、クロンのウェブページ上で受診に必要なコード情報を公開している医療機関から情報連携を開始致します。
■両社が共同で取り組む背景
2018年4月より診療報酬制度上でもオンライン診療は評価され始めましたが、様々な要因でオンライン診療料の算定回数は2019年3月時点でも100回程度(*1)と、実施医療機関数、オンライン診療を受ける患者数ともに、これまでは限定的な利用に留まっていました。
COVID-19の流行下で政府・官公庁主導で、医療機関に対してはオンライン診療・電話再診の実施要件緩和を、患者に対しては不要不急の外出を避ける方法の1つとしてオンライン診療・電話再診が提案(*2)、実施医療機関リストの公開(*3)等が2020年2月より進んでまいりました。
このような状況もあり、医療機関の導入ニーズはかなりのスピードで高まっており、オンライン診療提供事業者にも迅速な対応が求められております。加えて、患者側もオンライン診療受診医療機関の探し方、手順、受診時の留意事項等の理解は十分に進んでおらず、未だ課題が残っています。
これらの課題を解決するために、医療機関へのオンライン診療システムの導入支援にノウハウを持つMICINと、患者への医療情報提供で実績を持つメディカルノートが協業することで、オンライン診療の急激なニーズの高まりに対応して参ります。
■今後の協業予定
上記のような一部の協業から開始しますが、中長期的には病名検索等からメディカルノートを訪れた患者が、オンライン診療を実施している病院やクリニックの検索・予約まで取りやすくなるよう、また、オンライン診療を受ける患者が適切な疾患情報等にアクセスできるよう、両社でID連携等の情報連携を深めて参ります。
*1:中央社会保険医療協議会総会資料(2019年11月)オンライン医学管理料についてよりデータ引用
*2:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00116.html
*3:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00014.html