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2024.2.16臨床開発デジタルソリューション事業
MICIN、国立がん研究センター中央病院での医師主導治験に DCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」導入、分散型臨床試験の実現を支援
株式会社MICIN(本社:東京都千代田区、代表取締役:原聖吾、以下、MICIN)は、国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院(病院長:島田和明、以下 国立がん研究センター中央病院)が実施する医師主導治験にて分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial: DCT)を実現するために、DCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」の提供を開始しました。
オンコロジーの領域では、疾患の重篤度や薬剤の安全性の観点からDCT活用が難しいといわれてきました。一方で抗がん剤の種類や対象がん種、治験フェーズによっては、治験を実施できる病院の数は少なく、遠方の患者にとって治験参加を治療選択肢の一つとして捉えることが難しいという課題もあります。
本試験においては国立がん研究センター中央病院と連携するパートナー医療機関の協力の下、それぞれの適切な役割分担をすることで、DCTによる患者にとっての治験アクセスの向上と、治験実施の際の安全性担保を両立することを目指します。
MICINが提供するDCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」の遠隔eConsent機能を利用し、患者は地元のパートナー医療機関にて治験説明を受けることができます。オンライン診療を用いることで通院の負担も大きく軽減します。今後行う試験においては、試験の特性にあわせてMiROHAに備えられているeSource機能の活用の可能性についても検討を行っていきます。
両者は今回の取り組みを通じて得られたノウハウや学びを活かし、国立がん研究センター中央病院で実施する企業主導治験への展開も視野に入れ、MiROHAを用いたDCTの実現を検討してまいります。
■本試験の情報
国立がん研究センターのプレスリリースを参照ください:
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/0627_1/index.html
■MICINのDCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)について」
MICINが提供するDCTプラットフォームであるMiROHAは、オンライン診療機能とeConsent機能、eSource(Electronic Source Data:臨床試験の原資料となり得る電子原データ)機能を搭載したDCTプラットフォームとして2020年4月より提供を開始しています。現在、既に国内180以上の医療機関で2,000症例を越える患者に利用されています。
これまで、多くの製薬企業・医療機関に採用された実績とノウハウをもとに、DCT領域のリーディングカンパニーとして、DCTソリューションの提供だけでなく、新しくDCTに取り組まれる企業・医療機関への導入支援やコンサルテーションも積極的に行っています。
MiROHA ホームページ:https://www.miroha.co/