データソリューション事業

産後うつの治療に向けた
名古屋大との共同研究

2018.09.03

MICINが名古屋大学と共に取り組んでいるのが、産後うつの早期発見と支援策を開発するための研究です。
どんな妊婦が産後うつになりやすいのか。
その因子を明らかにすることで、妊娠中に治療や介入することを可能にし、重症化を防ぎます。
この研究はAMED(日本医療研究開発機構)の事業に採択されています。

妊産婦の死因の1位は自殺

妊産婦の死因の1位は自殺――。東京都監察医務院などが2016年に発表した調査結果は驚きを持って受け止められました。
2005年〜2014年に自殺で亡くなった妊産婦の計63名にのぼりました。
妊産婦の自殺は社会問題として意識され、産後うつの治療についても注目を集めています。

今回の研究に共同で取り組む名古屋大学は、長らく妊産婦のうつ病について研究を進めてきました。
その結果、母子の愛着度が産後うつの度合いに影響するなど、うつ病につながる因子はわかりつつあります。

今回のMICINとの共同研究では、AIを用いてさらに解析を進めていきます。
対象となるのは、名古屋大学などが十数年に渡って、蓄積してきた調査結果。産後うつ研究で先行している名古屋大学は、妊産婦の生活環境や家族の状況などについて、ヒアリングを続けてきました。

うつになる前にサポートできる体制を

母親がこれまで育ってきた環境や仕事の有無、家族との関係など、様々な因子が妊産婦の精神状にどのような影響を与えているのか。
それが解明できれば、家族が妊産婦のケアをできるようになります。
これまで、産婦人科にしか通っていなかった妊婦のうち、うつ病にかかる可能性が高い人については、合わせて精神科がサポートすることもできるようになります。

MICINと名古屋大学は2020年を目処に、産後うつのより効果的な治療法について提案することを目指しています。